約3割高くなる見込み…需要が増える“鍋物野菜” 旬のミカンは前年比200円ほど安い 北海道
様々なものの価格が上がっているいま、きょうは物価の最前線で働く方にいまの傾向を伺います。
札幌市豊平区のスーパー、キテネ食品館・月寒店です。
年の瀬が迫る中、旬の野菜の価格について伺います。
冬の野菜の価格はどうなっているでしょうか?
(田中圭太社長)「いま需要が増えているのは、長ネギや大根、白菜などのいわゆる“鍋物野菜”で、生産地が道産から関東産へと切り替わる時期です。これらの“鍋物野菜”に関してはいまのところ平年並みの価格に落ち着いています」
道産白菜は2分の1サイズでいまの価格は117円。
白菜は12月下旬ごろから関東産へと切り替わるそうです。
また、すでに関東産に切り替わっている大根は1本117円。
関東産の長ネギは3~4本入って1束171円となっています。
今後の見通しはいかがでしょうか?
(田中圭太社長)「2週間後くらいから白菜・大根・長ネギが3割ほど高くなる見込みです」
そして、レタスは冬野菜の印象があまりありませんが…
(田中圭太社長)「レタスはクリスマスなどこの時期、需要が高まります。レタスも1~2週間前から茨城産に切り替わっていて、こちらもいまのところ平年並みの価格に落ち着いています」
レタスのいまの価格は1玉117円ですが、レタスの今後の見通しはいかがですか?
(田中圭太社長)「需要が高まる20日ごろからは3~5割ほど価格が高くなると思います」
そして、いまが旬のミカンの価格はいかがでしょうか?
(田中圭太社長)「去年は夏の雨不足や猛暑の影響を受けて価格が高騰していましたが、ことしはミカンの収穫量も通常どおりで価格も平年並みに落ち着いています」
Mサイズのミカンが1キロほど入っていまの価格は1袋538円です。
2024年はいくらくらいでしたか?
(田中圭太社長)「ミカンは1キロ7~800円ほどで販売していました」
では2024年よりも200円ほど安いのですね。
今後の見通しはどうでしょうか?
(田中圭太社長)「こちらも年末にかけて需要が高まるので、20日ごろから2~3割ほど価格が高くなる見込みです」
札幌市豊平区のスーパー・キテネ食品館から野菜の価格傾向についてお伝えしました。