「大麻で陶酔感を味わえる」陸上自衛隊の22歳陸士長を書類送検 実家で大麻所持の疑い 陸上幕僚監部

陸上自衛隊第122地区警務隊は2025年9月12日、第1特科群 第129特科大隊に所属する陸士長・渡辺大星容疑者(22)を、麻薬を含有する乾燥植物細片を所持した疑いで、書類送検したと発表しました。
陸上幕僚監部によりますと2025年6月26日、部隊で実施された薬物検査の1次検査で、渡辺容疑者が大麻成分の擬陽性判定を受け、その後、部外検査機関での2次検査で大麻成分が検出されたことから、部隊長が警務隊へ通報したということです。
通報を受けた警務隊が、乾燥植物片を差し押さえて鑑定した結果、麻薬及び向精神薬取締法に規定する麻薬成分が含まれていることが判明しました。
渡辺容疑者が所持していたのは、大麻約2.84グラムで、道内の実家で保管していたということです。
渡辺容疑者の大麻使用については分かっておらず、陸上幕僚監部は、大麻使用の常習者は6か月を超えても尿から大麻成分が検出される事例もあり、大麻の使用が規制された2024年12月12日以降に渡辺容疑者が大麻を使用した事実が確認できなかったためとしています。
渡辺容疑者は大麻の所持を認めていて、SNSを通じて大麻を入手し「大麻を使用すると、陶酔感を味わえる」と話しているということです。
第1特科群長の浮須康彰1等陸佐は「本事案について大変重く受け止めております。今後、同種事案が発生しないよう、再度、教育・指導を徹底し、再発防止に万全を期して参ります」とコメントしています。
09/12(金) 23:38