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「住民の声を聞かないまま」10本以上の木が伐採…メガソーラー建設 説明の場を設けるよう訴え 釧路市

メガソーラー建設予定地に隣接する北海道釧路市内の町内会が、事業者から十分な説明がないまま工事が進められようとしていると、再度説明の場を設けるように訴えました。

大阪の日本エコロジーは現在、釧路市内12か所でメガソーラーの工事を12月から始める計画です。

そのうち8か所は市から希少生物の調査不足が指摘され協議中ですが、昭和地区の建設予定地では12月22日に10本以上の木が伐採されました。

同様に協議中の大楽毛地区でも、事業者側は「今月中に着工する」としています。

こうした事態を受け、昭和地区と大楽毛地区の町内会は、「周辺住民の声を十分に聞かないまま計画を進めようとしている」として、事業者側に再度、説明の場を設けるように訴えました。

(大楽毛地区の町内会)「住民の意向もくみ取られずに工事に入っていくこと、このこと自体が信頼関係を損なわれてしまっているということで非常に憤りを感じています」

(昭和地区の町内会)「一度立ち止まって、説明と協議を行ってほしいという1点に尽きます」

会見から一夜明け、大楽毛地区の建設予定地では木の伐採が始まり、住民からは落胆の声があがっています。

12月20日の住民説明会で、日本エコロジーは1月から釧路市で適用される太陽光発電所の規制条例から除外されたいなどとして、早く工事を進めると説明したということです。

12/25(木) 15:57

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