市議が入札情報を聞こうと… やり取りを残した音声データ 室蘭市が議会に“抗議” 北海道
北海道室蘭市の市議会議員が、工事の入札情報を市の職員から聞き出そうとしたとして、市が市議会に抗議していたことがわかりました。
そのやりとりを記録した音声データも残されていました。
(男性)「体育館の解体の金額をやっているんだけどさ。最低金額を出しているんだよいま、なんとかほしいからさ」
(市の職員)「金額は分からないですよ」
2025年7月に録音されたという音声です。
室蘭市の職員に対し、男性が工事の入札情報を執拗に尋ねていました。
(男性)「最低金額は分かるでしょ」
(市の職員)「いやいや分からないです。分からないですよ」
その声の主はー
(羽立秀光市議)「あんまり有名になったら困るんだよ」
室蘭市の羽立秀光市議87歳。
これまで当選12回のベテラン市議です。
室蘭市によりますと、羽立市議は2025年7月から合わせて3件の入札情報を、市の職員から聞き出そうとしたということです。
2026年に入ってからも次のようなやり取りが…
(羽立秀光市議)「市民会館の入札あるでしょ。何件くらい来ているの?」
(市の職員)「入札の情報なのでそれはまずいと思いますね」
(羽立秀光市議)「建設関係は?」
(市の職員)「建設関係でもそれはお伝えできない」
(長野記者)「羽立市議が情報を聞き出そうとした入札の工事には、羽立市議の関連企業が入札を検討していたということです」
羽立市議の言動が職員を犯罪に巻き込みかねない“極めて悪質な行為”だとして、市は7月、市議会に抗議文を提出しています。
市議会最大会派の会長はー
(早川昇三市議)「議員の立場を利用して入札価格を確認するような行為は決してやってはいけない。議会としてもしっかり対応してまいりたい」
8月5日の議会運営委員会で発言を求められた羽立市議はー
(羽立秀光市議)「機密情報であったなら取り返しのつかないことになりました。誠に申し訳ありませんでした」
記者からの問いかけに対してはー
(記者)「なぜこのようなことをした?」
(羽立秀光市議)「それはいろいろあるのではないですか」
(記者)「いろいろあるとは?」
(羽立秀光市議)「それはちょっと私は言えません」
(記者)「なぜ言えない?」
(羽立秀光市議)「いろいろあるから言えない」
市議会は、羽立市議への議員辞職勧告決議案を提出する方向で対応を協議しています。
