警察官や検察官を名乗る者から約400万円を騙しとられる 「詐欺にあっているのでは?」と指摘され気が付く 北海道・士別別

北海道・士別警察署は、2025年7月19日、上川総合振興局管内に住む50代男性が390万円をだましとられる特殊詐欺事件が発生したと発表しました。
7月10日、男性のスマートフォンに、警察官や検察官を名乗る者から「あなたの携帯電話が犯罪に使われているので捜査しなければならない」「身分証を送信して欲しい」「あなたには捜査情報の守秘義務がある」などと電話がありました。
その後、SNSのテレビ電話で「犯罪収益移転調査のため裁判所が指定した口座に預金を振り込まなければならない」などと言われ、男性は、指定された口座に2回にわたって現金390万円を振り込みました。
男性が詐欺に気が付いたのは、別の詐欺を目的とする電話をかけてきた警察官を名乗る者に指摘されたためです。
警察によりますと、7月19日に男性のスマートフォンに福岡県警本部捜査第二課のタカノという警察官を名乗る者から「羽田空港でキャッシュカードを落としていないか?」と電話があり、「現在犯罪捜査をされている最中だ」と伝えると、「詐欺にあっているのではないか?」と指摘されたということです。
警察は、「不審な現金の要求には応じず、警察相談電話『#⃣9110』に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
07/20(日) 11:00