学校側の就学支援金システムの誤操作により51人分の保護者情報データが漏洩 北海道有朋高校

道は、2025年8月8日、北海道有朋高校で、就学支援金システムの誤操作による情報漏洩が発生したと発表しました。
就学支援金は高校の授業料を国が変わって負担制度で、その受給申請をするためのシステムで情報漏洩があったということです。
学校によりますと、8月4日から8月7日までの間、保護者が自身のIDとパスワードを使ってシステムにログインすると、保護者情報の欄に、別の保護者の情報が記載され、その情報を閲覧できる状態だったということです。
記載されていた情報は、保護者氏名や保護者の生年月日、電話番号、課税地、所得金額などです。
学校によりますと、7月に学校側が生徒や保護者の基礎情報を修正した際に、生徒情報と保護者情報の紐づけがずれてしまったことが原因だということです。ずれが生じたのは、保護者51人分のデータでした。
8月6日にシステムにログインした保護者から学校に連絡があり発覚。翌8月7日に、対象となる51人全員のパスワードを変更し、現在はログインできない状態になっているということです。
学校は各保護者に「システムで情報を確認したか」聞き取りを行っていて、8月8日時点で、確認できた27人のうち1人だけ閲覧したことがわかっているということです。
学校長は「学校経営の責任者として、個人情報のチェック体制が十分でなかったことを重く受け止めており、生徒・保護者に、深くお詫び申し上げます。現在、改めて個人情報の重要性を確認するとともに、原因を究明した上で、再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。
08/09(土) 06:18