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従業員の日報など十数点押収 スキー場運営会社を家宅捜索 前日に不具合認識か 5歳児死亡事故

(山岡記者)「道警の捜査員5人ほどがスキー場の施設内に入っていきます。これから家宅捜索が始まります」

警察が業務上過失致死の疑いで家宅捜索に入ったのは、朝里川温泉スキー場の運営会社の事務所などです。

年末に起きた悲惨な事故をめぐり、警察は本格的な捜査に乗り出しました。

このスキー場では12月28日、札幌市東区の後藤飛向くん5歳が、ベルトコンベヤー式のエスカレーターに右腕を挟まれ、死亡しました。

飛向くんは当時、駐車場とゲレンデを結ぶエスカレーターに乗っていましたが、終点付近で転倒。

エスカレーターの降り場に降りることができず、ローラーとベルトの間に右腕が巻き込まれたとみられています。

事故の前日に利用した人は、エスカレーターの不具合をすでに従業員も認識していたといいます。

(事故前日に利用した客)「小学5年生の息子と一緒に使ったとき。エスカレーターが行ったり来たりしていて、従業員の方も静止できないからやっぱりだめだなとつぶやいていて」

運営会社によると、過去にも重傷事故があったことから、監視員の配置を検討していたということですが、対策は行われていませんでした。

警察は6日の家宅捜索で、エスカレーターの管理を担当している従業員のパソコンや日報など十数点を押収しました。

運営会社の安全管理体制などを調べる方針ですが、今後の捜査のポイントについて専門家はー

(元検事 中村浩士弁護士)「大きく2点ある。1点目は死亡の予見可能性、ここを問えるかどうか。もう1点はどのようにしたら事故を防止できたかの回避義務、その義務を怠ったという点の立証。捜査機関側の感覚としては過失は問える事故だというふうに踏んでいると思う」

一方で専門家が指摘するのは、非常停止装置が正常に作動しなかった点です。

(朝里川温泉スキー場 玉川謙介総支配人)「なぜ(非常停止)装置が作動しなかったのか等についてもきっちり検証していただきたいなと思っています」

これまで運営会社は、エスカレーターのすき間に異物が挟まったときは非常停止する仕組みだと説明していますが、当時は作動しませんでした。

これが今後の捜査に影響してくるといいます。

(元検事 中村浩士弁護士)「過失の立証に大きく妨げになってくる事情ではある。製品(エスカレーター)の欠陥だとなってしまうと、そこに予見可能性が問えるのかというのは捜査の大きな焦点になってくる」

午後2時半から始まった現場検証でも、エスカレーターの装置を重点的に調べる捜査員の姿がありました。

適切な安全対策がとられていたのか、それとも製品の欠陥が影響しているのか、警察は7日も現場検証をし、事故の真相解明を進めます。

01/07(水) 04:49

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