「住み続けたい街ランキング」1位は旭川市の緑が丘地区!幸福度急上昇の地域も…そのワケとは?北海道
大手不動産会社が北海道内の「住み続けたい街ランキング」を発表しました。
2025年はこれまでランク外だったエリアが1位となる地区がありました。
いったいどこで、その理由はなんなのでしょうか。
緑のトンネルが3キロ続くその名も「ロマンチック街道」。
かわいらしい家が立ち並ぶ住宅街。
大手不動産会社が発表した道内の「住み続けたい街ランキング」で1位となったのがー
(林記者)「旭川市の中心部から車でわずか10分。この緑が丘地区です」
旭川市中心部からおよそ3キロの緑が丘地区。
2024年まではランク外だったこの地区が、なぜトップに躍り出たのか。
住民に魅力を聞くとー
(林記者)「北海道で1番だったのが緑が丘だったんです」
(住民)「え~、ホント?」
(林記者)「ホント!」
(住民)「とってもうれしい」
(林記者)「どんなところがいい?」
(住民)「高校と大学に囲まれていて若い人がいっぱいいる。すごく活気があるからいい」
(住民)「便利です。医大があって最近病院街ができた。何かと便利」
この地区には小・中学校や高校、大学などの学校が12校ある文教地区です。
都市計画によって娯楽施設の建設が制限され、治安もいいといいます。
また、旭川医大病院など医療機関も充実。
ランキングを調査した不動産会社の担当者はこう分析します。
(大東建託賃貸未来研究所 宗健さん)「緑が丘駅は駅前がそもそも新興住宅地になっている。新興住宅地というのは住むのに便利なので住み続けたい傾向が高くなる。新しくいい街が見つかりましたという感じ」
続いては札幌の隣・南幌町。
この町が上位にランクインしたのはー
(長南記者)「幸福度ランキングでこの町が11位から5位まで上がりました」
住民の幸福度が一気に6つ上がった南幌町。
その理由は一体何なのか。
札幌から2年前に移住したという住民に話を聞くとー
(2年前に札幌から移住 桜庭美由紀さん)「(家を)札幌で建てるよりかなり安く建てられるのでこっちに決めました。子どもがいたら土地代が半額になるのと、東町の町内で建てたら補助金が100万円」
(長南記者)「幸福ですか?」
(2年前に札幌から移住 桜庭美由紀さん)「幸福です」
南幌町が進める移住者への助成事業は充実しています。
子育て世代が新築で家を建てる場合、最大200万円の助成。
高校生までの子どもは医療費全額負担。
そのほかにもさまざまな助成を行っています。
南幌町の人口は2022年4月から右肩上がり。
ここ3年で700人以上増えました。
(南幌町地域振興係 宮川里沙主任)「子育て世代の人が増えている状況ではあるが、そこで終わるのではなく、移住した人がこれからも住み続けたいと思ってもらえる取り組みを続けたい」
2024年から一躍ランキング上位となった2つのマチ。
住民ファーストの住みやすい街作りが功を奏しているようです。