ノルウェー軍医「紛争地区から逃げる為に金が必要」振り込もうとした女性…銀行員が詐欺と確信!

北海道・釧路警察署は2025年9月4日、SNS型ロマンス詐欺の被害を防いだとして、北海道銀行釧路西港支店の鈴木太啓憲支店長(42)と高橋さやか主任(32)に感謝状を送りました。
2人が被害を防いだ釧路市内の女性(60代)は7月24日午前10時半ごろ、銀行の窓口で「銀行のアプリのダウンロード方法がわからない」と相談。
応対した高橋さんが理由を聞くと女性は「渡航費用を送金するため」「送金先は親族ではない」と返答したため不審に思い、鈴木さんに応援を求めました。
詳しく話を聞くと女性はSNSで知り合ったノルウェー出身の「ブライアン・ドナルド」を名乗る男から、日本語で「自分はNATOの軍医で紛争地区から逃げるため、お金が必要」と、指定する口座に58万円を振り込むよう要求されたといいます。
さらにメールやSNSのやり取りを見せてもらうと、「ダーリン」や「ハートマーク」の文字が。
振り込み先についても、埼玉県の銀行の日本人名義の口座だったことから、鈴木さんは詐欺と確信し、警察に通報しました。
女性は「そんな気もしてた…けど本当だったらかわいそう」と話していたということです。
被害を防いだ2人は「何度も振り込んでしまう詐欺被害が増えている。防ぐことができて良かった」と笑顔で話しました。
釧路警察署の香西伸彦署長は「初期の段階で被害を防いだ良い事例」と2人に感謝の意を示しました。
09/05(金) 13:20