「毎日100万円ずつ菓子箱に保管してください」男2人を逮捕 ホテルに誘い出した隙に…74歳女性宅から1840万円盗む

札幌・厚別警察署は2025年5月26日、住居侵入と窃盗の疑いで、静岡県に住む自称・大工の望月清靖容疑者(44)と千葉県に住む鈴木真二容疑者(54)を逮捕しました。
望月容疑者らは共謀し、2025年4月12日午前11時ごろから午後1時半ごろまでの間、札幌市厚別区の一人暮らしの女性(74)の自宅に侵入し、現金1840万円のほか、財布や通帳を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、2025年2月末から3月上旬にかけて、防犯協会のサトウを名乗る者から「災害支援公社に登録されている」「抜けたいならNPO法人あじさいのタカヤマに電話してください」と電話がありました。
女性はタカヤマを名乗る男と電話をした後、災害支援公社のミツイを名乗る者から「タカヤマがあなた名義で不正送金をしました。解決するには1760万円が必要です」と電話があり、「毎日100万円ずつ口座からおろして、自宅の菓子箱に保管してください」と指示されました。
その後、4月12日午前10時ごろにミツイを名乗る者から「書類にサインをもらいたい。中央区のホテルに来てほしい」と電話があったため、女性がホテルに向かったところ、ミツイを名乗る者は現れなかったということです。
女性は同日午後2時ごろに自宅に戻ると部屋が荒らされており、菓子箱に保管していた現金1840万円などが盗まれていました。
警察は防犯カメラなどの捜査から、望月容疑者ら2人を住居侵入と窃盗の実行犯とみて特定し、逮捕しました。
警察は望月容疑者らの認否を明らかにしていませんが、ほかにも指示役がいる可能性があるとみて、組織的な関与が無かったかなども含めて調べを進めています。
05/27(火) 17:00