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クマに襲われたか?牛に傷跡 OSO18でも被害の標茶町「農家は警戒している」クマ痕跡は見つからず

北海道標茶町にある牧場で、引き裂かれるように大けがをした牛が見つかりました。

町はクマの可能性もあるとみて注意を呼びかけています。

右肩から足にかけて大きく引き裂かれるようにけがをした牛。

傷の長さは40センチにも達しています。

けがをした牛が見つかったのは、標茶町多和の牧場です。

11月17日午前6時ごろ。

生後8か月のメス牛が牛舎で動けなくなっているのを従業員が見つけました。

(NS牧場 中村吉平さん)「牛たちがエサを食べに来ている時に1頭だけずっと寝ていて。たぶん外で(クマに)やられて逃げてきて牛舎で寝ていたと思う。倒れているに近かった」

牧場では、牛舎に隣接するエサ場にいた牛が夜にクマに襲われ、牛舎に逃げてきたと見ています。

けがをした牛は傷跡を縫うなどして治療をうけましたが、影響は残ると言います。

(NS牧場 中村吉平さん)「野犬も出るが獣医の見解ではクマなんじゃないかなという感じ。完全に回復するのは無理ですね。搾乳できても従来のこの子のパファーマンスは出せないかな。OSO18もそうですけど近年(クマの出没が)増えてきていると思うので、この辺の標茶町内に関わらず釧路管内の農家は警戒している」

標茶町では過去にも、多くの牛を襲ったことで知られるOSO18による被害が相次ぎました。

町の調査ではクマの痕跡は見つからなかったということですが、町は牛がクマに襲われた可能性もあるとみて、周辺の牧場などに注意を呼びかけています。

11/20(木) 07:23

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