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プラスチック製品「値上げせざるを得ない」原油高で製造工場は苦境 原材料が3~4割高騰 札幌

中東情勢の悪化に伴い、わたしたちの身近なものにも影響を及ぼしています。

石油をもとにつくられるプラスチック製品の原材料は3割から4割高騰し、値上がりも避けられないといいます。

(長南記者)「白石区の工場です。続々と作られているのが、プラスチックでできた容器です」

この工場では、主に水産加工品を入れるプラスチック容器を製造していて、「イクラ」を入れる容器など、およそ300種類を生産しています。

じつは、このプラスチック製品がいま苦境に立たされています。

その原因はー

緊迫する中東情勢です。

ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、中東からの原油の輸入が減少。

軍事衝突が長期化する懸念が広がっています。

製品のもとになっているのは、原油を精製してつくるこの「ナフサ」です。

これまで日本は中東からの輸入に頼っていたことから「ナフサ」の品不足と値上がりが深刻になっています。

(マルイ包装 細田優専務)「原料メーカーから、このように値上げの案内ということできています」

こちらの会社でも3月、取引先から原材料価格を3割から4割値上げするという連絡がきたといいます。

(マルイ包装 細田優専務)「相当厳しくなってくるでしょうね。納品数量が減らされたりとなるでしょうし。1か月から2か月の間には(製品を)値上げせざるを得ないかと思います」

ガソリン価格だけでなく、あらゆる産業や暮らしを直撃する石油製品。

政府は石油について「日本全体として必要となる量は確保している」と強調していますが、専門家は今後、政府がエネルギーの節約や需要の抑制を呼びかける可能性を指摘します。

(エネルギー経済社会研究所 松尾豪代表)「この中東情勢、ホルムズ海峡の封鎖が続くと、代替調達が6割・7割など例年通り集まらない場合は、備蓄が目減りしていくことになってしまう。節約のレベルを上げてくださいということになる。少し厳しくなっていく可能性があると頭に入れておく必要がある」

     

中東情勢の悪化による暮らしへの影響は、今後さらに広がっていく恐れがあります。

04/07(火) 16:20

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