北海道函館市の大泉潤市長は2025年6月2日に記者会見を開き、2024年度（令和6年度）に函館市を訪れた観光客数が602万2千人となり、過去最高を記録したと発表しました。

600万人を超えたのは初めてで、これまでの最高記録である2016年度（平成28年度）の560万7千人をおよそ41万人上回りました。

このうち外国人宿泊客数は56万8千人で、これも過去最高を記録。

国・地域別の外国人宿泊客数は台湾が最も多く、23万438人でした。

過去最高を記録した要因は、コロナ禍からの脱却で旅行意欲が回復傾向にあるなか、円安により旅行意欲が日本国内に向いていること。

さらに、映画『名探偵コナン』の話題性などもあり、函館を選んだ旅行者が多かったのではないかとみられるということです。

大泉市長は「函館市だけの恩恵にとどめるのではなく、圏域に観光客を送り出して、渡島檜山に経済効果を広めていきたいと思う」と話しています。