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「違法開発は絶対許さない」悪質事業者への対応も制度改正 調査実施計画を受理せず…メガソーラー問題

北海道釧路市北斗のメガソーラー建設をめぐり、土壌汚染の調査がされていなかった問題で、道は事業者から提出された調査の実施計画の内容が不十分だとして、受理をせず再提出を求めていることが分かりました。

工事が一時中断されている釧路市北斗でのメガソーラー建設を巡っては、着工前にやるべき土壌汚染の調査をしていませんでした。

道によりますと、調査の実施計画書は提出期限日であった11月20日、事業者である「日本エコロジー」から提出されたものの、調査地点の具体的な箇所が示されておらず、調査の着手日も1か月以上の幅のあるあいまいなものであったことなどから、受理せず再提出を求めたということです。

(北海道環境生活部環境保全局 阿部和之局長)「本日文書並びに口頭で事業者に対し再提出を指示することとしています。今後再提出された計画書の内容を確認し、調査の早急な実施を求める」

また、関係者によりますと、日本エコロジー側は道が示した調査箇所について、「土地購入前にコンクリートなどが廃棄されていた場所があり、自分たちの責任がない。調査から外してほしい」などと主張しているということです。

(鈴木知事)「違法開発は絶対に許さないという考えのもとに新たな要領に基づいて違反に厳正に対処していきます」

また、鈴木知事は21日の会見で、悪質性が高い事業者に対して今後、行政指導を経ずに監督処分を実施できるよう制度を改正したと発表しました。

道が規制を強めるなか、今後の動向が注目されます。

11/21(金) 21:22

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