ニュース

NEWS

「ダイヤモンド買えないからサンマで」40万円分購入! 夫婦に密着…大盛り上がり!今後の見通しは?

(店の人)「新物のサンマ入荷しました」

(武田記者)「釧路町の鮮魚店に初物のサンマが入荷しました。どんな魚体なんでしょうか。いま見えてきました。大きくてピカピカです」

今シーズン初めてのサンマが釧路町内の鮮魚店に並びました。

値段はなんと1匹5万円!

それでもー

(2匹買った人)「太くておいしそうです。値段は気にしないで、初物なので縁起物として買いに来ました。家族で刺身で食べようと思います」

(3匹買った人)「15万!いいんだ。妻の誕生日だから」

(3匹買った人)「嬉しいです!ハッピーですね」

サンマ漁は近年不漁が続いています。

釧路市の水産課によると、2015年には年間7166トンだった漁獲量が、2022年には25トンまで減りました。

2025年に3年ぶりに再開された小型船による流し網漁。

10日はおよそ180キロが水揚げされました。

1キロ25万円のご祝儀価格で競り落とされ、これまでの競りでの最高値の1キロ6万3千円を大幅に更新しました。

この店では過去最高の値段にも関わらず、仕入れた10匹は30分もかからずに売り切れました。

(マルサ笹谷商店 笹谷剛社長)「久しぶりに釧路に初サンマがあがったので嬉しいですね。サイズが大きくて太さがあって、脂も乗ってそうな感じなので良いサンマだと思います」

釧路町の鮮魚店でサンマを買っていたご夫妻です。

実はその後、追加でサンマを買っていました!

(若山敏次さん)「きょう誕生日でみなさんにボーナスを奮発して出したついでに1匹5万円のサンマを8匹!40万円!」

10日が誕生日の妻を会社の従業員とともにサンマでお祝いします。

(若山聖子さん)「おいしい!みんなで食べられて幸せです」

(若山敏次さん)「ダイヤモンド買ってやれないから…」

(若山聖子さん)「サンマで!」

(従業員)「最高です。脂乗りはいいと思います」

いよいよサンマのシーズンが始まりましたが、専門家に2025年の水揚げの見通しがどうなっているのか聞いてみました。

(漁業情報サービスセンター水産情報部 渡邉一功部長)「サンマの資源自体はよくなっておらず、今回たまたま群れの一部が北海道の沿岸にごくわずかにやって来て、それをうまく漁獲できたというのが現状かと思う」

8月から棒受け網漁も始まり、本格的な漁シーズンが始まるサンマ。

お手頃価格で食卓に上がるのか、今後の水揚げ量に期待がかかっています。

07/10(木) 21:13

ニュース