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旧保育所に何者かが不法侵入  児童など157人分の個人情報漏えいの可能性も 北海道北見市

2025年3月に閉園した北海道北見市の旧小桜保育所に何者かが不法に侵入する被害が確認されました。

北見市によりますと、外の物置が開いていたと地域住民から連絡を受け、市の職員が念のため建物を確認したところ、何者かが侵入した形跡があったということです。

2025年7月8日午後1時半ごろ、建物の確認に訪れた市の職員が、ホールで保管していた廃棄や譲渡する予定だった児童用のテーブル3つと整理棚、時計が壊されているのを発見しました。

この際、園庭に出る窓の鍵も開いたということです。

翌日、3月まで保育所を管理していた指定管理者に確認したところ、鍵箱が触られた形跡があり、勝手口の鍵が盗まれたおそれがあるため、警察に被害届を提出したということです。

2025年5月8日に電気設備の点検のため職員が建物内に入った際には異常が無かったため、5月8日から7月8日の間に何者かが侵入したとみられています。

建物には、児童や保護者の氏名・生年月日・住所・連絡先などが記載された書類も保管されていました。

書類は金庫などには保管されておらず、建物に入れば誰でも見られるような状態だったということです。

北見市によりますと、書類は盗まれていなかったものの、物色された形跡があり、個人情報が漏えいした可能性もあるということです。

氏名と生年月日が流出しおそれのある子どもや保護者、保育園関係者は157人で、そのうち42人の住所や連絡先などが流出した可能性があるということです。

中には子ども14人に関わる家族38人分のマイナンバーも含まれていました。

市は今後、個人情報を含む書類の管理や防犯対策を徹底し、鍵の交換を予定しているということです。

07/17(木) 19:44

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