購入量が増加中のブロッコリー 半世紀ぶり新たな指定野菜に 国の援助で“安定的な供給”に期待
食卓を彩るブロッコリーがこの春、国の「指定野菜」に加わりました。
健康志向もあって消費量が増加しているブロッコリーですが、今後どのように変わるのでしょうか。
高温の油で一気に素揚げされる色鮮やかな野菜。
そこに何十種類ものスパイスが溶け込んだ秘伝のスープをかければ…
札幌のソウルフード・スープカレーの出来上がりです。
たくさんの具材の中でも、特にブロッコリーの緑が華やかさを引き立てます。
(山本記者)「ブロッコリーがスープを吸って味を届けてくれる。カリっと揚がって香ばしさもあってすごく美味しいです」
(スパイス・ゴーゴー 井手剛代表)「ブロッコリーのトッピングを2倍にする人もいる。ちょっとした森みたいになりますけど、そういう人も多いです」
(山本記者)「ブロッコリーの人気は?」
(スパイス・ゴーゴー 井手剛代表)「一番です!圧倒的に!」
圧倒的人気というブロッコリーの需要は拡大を続けています。
ビタミンや食物繊維が豊富とあって、1人あたりの購入量は1990年の540グラムから、2022年には1600グラムを超えおよそ3倍に。
出荷量もおよそ2倍に増えています。
こうした中、4月1日からブロッコリーが国の「指定野菜」に加わりました。
指定野菜とは、キャベツやホウレンソウ、レタスなど消費量が多く、国民生活に重要であると国が認めた野菜のことで、今回ブロッコリーの追加で指定野菜は15種類になりました。
新たに加わるのは、1974年のジャガイモ以来およそ半世紀ぶりです。
市内のスーパーではほぼ毎日食べるという消費者もー
(記者)「買ったのは?」
(客)「ブロッコリーです。ほぼ毎日使うので。20代の息子が筋肉つけるために鶏肉とブロッコリーを毎日食べています」
(客)「買いますね。結構コンスタントに買います」
(マルコストアー 小向駿吾専務取締役)「(指定野菜に)追加されることで、作付けする農家が増えると思うんですよね。そうなると安定供給ができますので、値段の上げ下げが少なくなってくるのではと予想されます」
倶知安町にある農園です。
(JAようてい 青柳雄三さん)「この白いのが種です。ブロッコリーの種をまきやすくコーティングしている」
早くもブロッコリーの種まきが始まっています。
指定野菜に加わったことで、価格が下がった際に国が補助を行う仕組みとなり、生産体制が整えられます。
農家にとっては経営の安定につながるため期待が高まっています。
(JAようてい 青柳雄三さん)「価格の底支えを国が補償してくれるのは安心感につながる。消費者のブロッコリーへの関心が高まっていることを感じているので、それが一番期待している」
食卓の「名脇役」から「国公認の野菜」へと昇格したブロッコリー。
国の援助による安定的な供給と、買い求めやすい価格に期待がかかります。