解説「草地をクマが歩いている」通報後に1頭駆除も…別個体が動きやすくなる可能性 福島町
北海道福島町でクマ1頭が駆除された7月18日の動きを振り返ります。
最初の目撃情報は午前2時ごろでした。
「草地をクマが一頭歩いている」という通報が警察にありました。
目撃場所はこちらの水産会社の近くだったということです。
そして、およそ1時間半後、直線距離で100メートルほど離れた住宅街でクマ1頭が駆除されました。
この駆除された現場からおよそ760メートル離れた場所では、6日前に新聞配達中の男性がクマに襲われて亡くなっています。
道立総合研究機構は、今回駆除したクマと男性を襲ったクマが同じ個体かどうかをDNAで調べる方針です。
佐藤教授によると、クマは排他的な縄張りを持たないが、優位な個体が駆除されたことで他の個体が動きやすくなるのではないかということです。
つまり1頭駆除されたものの、仮に他の個体が動きやすくなったのだとしたら、住民の方は引き続きより強く警戒しなければなりません。
07/18(金) 21:00