札幌市の自宅で、10歳の長男を殺害した疑いで会社員の男が逮捕された事件で、司法解剖の結果、亡くなった男の子の死因が首を圧迫したことによる窒息死だったことが新たにわかりました。

殺人の疑いで逮捕されたのは、札幌市手稲区の会社員・厚海慎一容疑者(43)です。

厚海容疑者は2025年4月22日午前8時ごろから午後1時半ごろにかけて、手稲区の自宅で小学5年生の長男・厚海律さん(10)の首を絞めるなどして、殺害した疑いが持たれています。

警察は男の子が死亡したいきさつについて、司法解剖で特定を進めていましたが、死因は圧迫したことによる窒息死だったことがわかりました。

調べに対し厚海容疑者は、「殺すつもりで息子の首を絞めた」という趣旨の供述をしているということです。

また、通報を受けて臨場した警察官が、住宅の脱衣所で律さんを発見したことも新たにわかりました。

捜査関係者によりますと、親子は厚海容疑者の妻との３人暮らしでしたが、事件当時家にいたのは厚海容疑者と律さんの2人だけだったとみられています。

警察は引き続き、殺害に至った動機などについて捜査しています。