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ガソリン値下げも高止まり…ミニトマト農家にも影響「作れなくなる可能性も」生活への影響広がる

3月25日に発表された北海道内のガソリン平均小売価格は6週ぶりの値下がりとなりましたが、依然高止まりが続いています。

26日から国の石油の備蓄放出も始まりますが、消費者からは不安の声が聞かれました。

(長南記者)「札幌市中央区のガソリンスタンドです。レギュラーガソリンの価格は167円と表示されています」

こちらの店舗ではガソリンを満タンまで給油しない人が増えているといいます。

(給油しに来た人)「2000円くらい入れて、また安くなったらもったいないのでちまちま入れています。まだもうちょっと安くなっていただかないと」

(給油しに来た人)「上がった時に比べたら安い感じはするけど、すごく下がったときに比べたらちょっと高いな」

25日に発表された道内のレギュラーガソリン平均小売価格は176.9円と、6週ぶりの値下がりとなりました。

政府による補助金の影響で前の週より13.1円安くなりましたが、依然として高止まりが続いている状況です。

(高市首相)「経済活動への影響を最小限に抑えるべく全力で対応してまいります」

国内へのエネルギーの安定供給をはかるため、高市首相は石油の国家備蓄の放出を26日に開始すると表明しました。

道内にある2つの備蓄基地を含む11か所から、国内需要の1か月分の原油を順次放出する見通しです。

さらに、今年度予算の予備費からおよそ8000億円を支出することを閣議決定しました。

しかし、ガソリンスタンドでは今後の価格の見通しは立てられないと話します。

(丸紅エネルギービックセルフ東橋SS 工藤祐一店長)「国家備蓄放出の値段が未だ不透明なところもあるので、元売りから弊社に連絡が来てからの値付けになる。ホルムズ海峡の閉鎖もあるので、現状実際これからどうなるかも不透明なところがあるので」

農業への影響も深刻です。

新ひだか町のミニトマト農家では、苗を育てるハウスの室温を保つために多くの灯油を使っています。

(金澤ファーム 金澤保弘さん)「日中は26℃から8℃くらい、夜は10℃から12℃くらい。それを下回るとトマトの生育が悪くなり、もっと温度が低くなるとトマトが死んじゃう」

しかし、燃料費は1月よりも1リットルあたり20~30円ほど上がっています。

また、石油を原料とするハウスのビニール代などにも影響する可能性が高いといいます。

(金澤ファーム 金澤保弘さん)「農業用フィルムや肥料も仕入れメーカーから安定的に入ってこなくなる可能性があると言われているので、いままでと同じように作れなくなる可能性もあると思っています」

高止まりが続く原油価格。

生活への影響がじわりじわりと広がっています。

03/26(木) 07:46

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