走行中に路面電車のドア開く 運転士の手が誤ってスイッチに…数秒間走行もけが人なし 札幌市
2025年11月28日、札幌市中心部を走行中の路面電車の乗降扉が数秒間、開くトラブルがありました。
トラブルがあったのは札幌市中央区南4条西5丁目の路面電車の軌道敷内です。
札幌市交通事業振興公社によりますと、28日午後7時35分ごろ、すすきの停留場から資生館小学校前停留場に向かっていた路面電車の運転士が急なUターンで軌道敷内に進入したタクシーとの衝突を避けるため、ブレーキを操作したということです。
衝突は回避できたものの、運転士がブレーキレバーを通常位置に戻す際、誤ってドアの開閉スイッチに手が触れ、車両中央部のドアが開いてしまったということです。
路面電車は時速約5キロで走行中でしたが、ドアブザーが鳴ったのに気づいた運転士がすぐにドアを閉めたため、ドアが開いていた時間は数秒程度だったということです。
当時、車内には客約50人が乗っていましたが電車から落下した人やけが人はいませんでした。
札幌市交通事業振興公社は、「ご利用のお客様に、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」とコメントを発表しています。
11/29(土) 13:53