検察「無期懲役」求刑…被告の女は表情変えず 自分は“3番目に悪い”判決は25日 江別集団暴行死
(鷲見記者)「川村被告の裁判はついに検察が求刑しました。検察は暴行や金品の要求は川村被告の自発的な行動だと指摘しました」
(検察)「被告人を無期懲役に処することが相当である」
弁護側の席に座る21歳の女。「無期懲役」という検察の求刑に対し、表情を変えることはありませんでした。
強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告と滝沢海裕被告、少年の3人です。
川村被告らは2024年10月、江別市の公園で長谷知哉さんと交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。
この事件に関わっていた6人は全員、強盗致死などの罪で起訴されていて、川村被告ら3人の裁判が行われています。
そして札幌地裁は6月3日、3人に対し「強盗致死罪が成立する」との判断を示し、現在は分離して審理が進められていました。
「量刑」が争点になっている今回の裁判。
5日の川村被告の裁判で検察はー
(検察)「被害者に極めて強い肉体的・精神的苦痛があった。強固な強盗の意思があると評価するほかない」
検察は「自らの意思で暴行を加え、金品も要求したと評価するほかない」として、無期懲役を求刑しました。
一方、弁護側は「川村被告の暴行は死への寄与度が低い」「6人の中で発言力が低く、川村被告の発言を誰も気にしていなかった」として、懲役13年の有期刑を求めました。
午前に行われた被告人質問で川村被告はー
(川村被告)「カードを奪って自分や被告たちのためにタバコを買ったこと、キャッシュカードを奪って許可なくお金を奪ったこと。大切な命を奪ってしまい申し訳ありません」
声を震わせながら遺族に謝罪しました。
(裁判官)「あなたは何番目に悪いと思う?」
(川村被告)「3番目です。1番目が川口、2番目が少年(当時17)。自分が川口にトラブルが起きていると伝えなければ、この事件は起きてなかったと思うからです。社会に出られる確率は、ほぼないと思っています」
裁判員はどのような判断を下すのでしょうかー
判決は6月25日に言い渡されます。
※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。