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中山峠名物「あげいも」は古くて新しい! 世代を超えて愛されるワケ <北海道100年フード>

今週は北海道の「100年フード」をシリーズでお伝えします。

「100年フード」とは、国が世代を超えて継承していきたい食文化などを認定する取り組みです。

1回目のきょうは北海道を代表するご当地グルメ「あげいも」。

古くて新しいあげいもの魅力とは。

道産のジャガイモをこんがり揚げた中山峠の名物「あげいも」です。

道の駅「望洋中山」で販売していますが、ゴールデンウイーク中は1日当たり最低でも3千本は売れるという人気のご当地グルメです。

(札幌から来た人)「めっちゃおいしいです。揚げたてと言っていたので味が伝わってきます」

(兵庫から来た人)「北海道のジャガイモは味が濃い気がします」

(札幌から来た人)「毎回旅行に行くたびに絶対ここに寄ってあげいもを食べるというルーティーンが私の中でできているほど大好きで」

(子ども)「あげいもこの人大好き」

あげいもは1968年に中山峠で働いていた女性従業員によって開発されたといいます。

シンプルながら懐かしい味わいが多くの観光客の心をつかみ、世代を超えて愛され続けています。

そのあげいもが2025年3月に認定されたのがー

国が世代を超えて継承していきたい食文化などを認定する「100年フード」です。

(青木俊憲支配人)「今回100年フードに認定されました。申請は去年ですね。去年から着々と進めていて。喜茂別町長の後押しもあって」

あげいもは継承されるだけでなく進化も続けています。

3年前にはカラフルなイモを使った「プレミアムあげいも」を期間限定で発売。

そして、4月からはあげいもの甘さや食感を深めるため、新たなジャガイモ「きたかむい」も使い始めました。

これまでの「男爵イモ」などとあわせて使います。

(青木俊憲支配人)「甘さ、あとはしっかりとしたジャガイモ本来の味を追求して厳選しています」

その新しいジャガイモを食べてさせてもらいました。

(青柳記者)「今回特別に衣をつけない素揚げの状態でいただきます。栗に似たようなほのかな甘さがさっぱりしていておいしいです」

(青木俊憲支配人)「あげいもはまだまだ100年まで中間くらいの年齢ですので、あと半世紀ですか、しっかりと守って継続させていきたいなと思っています」

継承されるたけでなく進化も続ける「あげいも」。

「100年フード」としてこれからも世代を超えて愛され続けるご当地グルメとなりそうです。

05/05(月) 18:51

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