【写真】警察がハンターに発砲命令 福島町でクマ1頭駆除 新聞配達員の男性襲われ死亡から7日目

【写真】駆除されたクマ ハンター発砲 体長約1.5メートル
松前警察署は2025年7月18日午前3時30分ごろ、北海道福島町でクマ1頭を駆除したと発表しました。
クマが1頭駆除されたのは、福島町月崎の住宅街です。午前2時ごろ、福島町月崎の住宅街でクマの目撃情報があり、ハンターや警察が出動しました。
そして午前3時半ごろ銃声音が響き、その後茂みの中から死んだクマが運び出されました。クマの体長は1.5メートルほどとみられています。
警察によりますと、警察官職務執行法第4条1項を根拠に、ハンターに対して銃の発砲を命令したということです。
福島町のクマ出没をめぐっては7月12日午前4時40分ごろ、町内に住む北海道新聞の配達員・佐藤研樹さん(52)が意識のない状態で発見され、その後、現場で死亡が確認されました。佐藤さんの全身には、引っかかれた傷や腹部を中心に噛まれたあとがありました。死因は出血性ショックでした。
現場はグループホーム陽光園の西側で、佐藤さんは新聞を届けようとした住宅の前でクマに襲われました。
目撃者によると佐藤さんは襲われた後、クマに約20~30メートルほど離れた藪の方へ引きずられていったということです。
その後も福島町内ではクマの目撃が相次ぎ、警察は24時間体制でパトロールするなど警戒を続けていました。
今回、クマが駆除された住宅街は、佐藤さんが襲われた現場から約1キロ離れた場所にあります。
駆除されたクマが佐藤さんを襲った個体かどうかは、まだわかっていません。
福島町に調査に入った道総研によりますと、町内には少なくとも2頭のクマが出没しているということで、警察や役場は引き続き注意を呼びかけています。
07/18(金) 07:15