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従業員を羽交い締めにして暴行「この程度で済んでよかったな」建設会社社長らを書類送検 札幌市

札幌市西区の建設会社の社長が従業員に対し暴力をふるう動画が拡散されていた問題で、警察は建設会社の社長ら2人を傷害の疑いで書類送検しました。

被害者の男性は「厳しい処分を求める」とコメントしています。

殴る蹴るの暴行を加える男。

傷害の疑いで書類送検されたのは、札幌市西区の建設会社「花井組」の60代の社長と50代の役員の男2人です。

捜査関係者によりますと、2025年3月、社長と役員の2人は西区の社員寮で、当時従業員だった20代の男性を羽交い締めにして殴る蹴るなどの暴行を加え、首やひざに重傷を負わせた疑いです。

(元従業員)「けがは治っているんですが、耳は聞こえにくいと言っていた」

暴行を受けた被害者の男性に直接会って話したという元従業員の男性です。

(元従業員)「暴行受けて戻ったら顔を見てこの程度で済んでよかったなっていう人もいたみたいで。被害者はまだ外に出るのも怖いと思うので、心に大きなダメージを負っている印象」

被害を受けた男性によりますと、膝や股関節、左耳の難聴など全治1か月以上のけがを負ったほか、抑うつ状態になったといいます。

花井組を巡っては5月、SNS上で暴行の様子が映った防犯カメラの映像が拡散され、「花井組」に対する批判がSNS上で殺到。

その後、バスケットボール・Bリーグのレバンガ北海道が花井組とのサポートシップパートナー契約を解除したほか、札幌市は花井組の競争入札への参加資格を4か月間停止したほか、SDGs認証も取り消しました。

STVの取材に対し、被害を受けた男性は「今もまだ心の傷も体の傷も癒えていない。厳しい処分を求める」とコメントしています。

06/17(火) 16:11

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