腹部中心に噛まれたような傷 新聞配達中に襲われた男性 死亡した場所でクマ目撃 北海道福島町
7月12日、男性がクマに襲われ死亡した北海道福島町で16日未明、男性が襲われた同じ場所でクマが目撃されました。
さらに、別の場所では住人がクマのような動物の唸り声を聞いていて、警戒が続いています。
連日クマの目撃が相次ぐ福島町。
(吉岡記者)「またしても目撃情報がありました。この場所は男性がクマに襲われ発見された場所でもあります」
クマが目撃されたのは、福島町三岳の生活支援ハウス「やまゆり荘」の南側の茂みです。
午前1時半ごろ、ドライバーが茂みの中に光る眼が見えたため確認したところ、クマ1頭を発見したということです。
目撃された場所は7月12日、新聞配達中の佐藤研樹さん52歳がクマに襲われ死亡した場所でした。
腹部を中心に噛まれたような傷があった佐藤さん。
死因は出血性ショックだと分かりました。
また、午前2時ごろには福島町月崎の住宅街で、クマとみられる動物の唸り声を住民が聞いています。
(福島町民)「前は朝この公園でジョギングしていたけど、歩けなくなっているから全然歩いていない。おっかなくて出て歩けない」
町内に出没しているクマは、専門家の調査から少なくとも2頭いるとされています。
対策として15日夜、町内に設置されたのが箱わなです。
複数回クマが出没していたスーパーのゴミ置き場など、町内にあわせて5つ設置されましたが、いまだ捕獲には至っていません。
(山本記者)「住宅街の中にある公園はすべての入り口が封鎖されていて中に入ることができません」
町は18日まで体育館などの公共施設の閉鎖を決めています。
この時期、賑わいを見せるはずのプールもしばらく出番がなさそうです。
連日クマの出没情報があり、住民は落ち着かない毎日を過ごす日々。
これまでに福島町で確認されているクマの痕跡や目撃情報です。
12日午前3時ごろ、新聞配達中の佐藤研樹さんがクマに襲われ亡くなりました。
連日、目撃などが相次いでいますが、16日も午前1時半ごろ、佐藤さんが襲われた場所でドライバーが茂みの中に光る眼が見えたため確認したところ、クマ1頭を発見したということです。
また、午前2時ごろには福島町月崎の住宅街で、クマとみられる動物の唸り声を住民が聞いています。
警察などはパトロールを強化し、警戒を呼び掛けています。