「ネットバンキングの口座が…」マイクロソフト社員名乗る人物に促され約1700万円の詐欺被害

北海道・名寄警察署は2025年5月28日、上川総合振興局管内でおよそ1700万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表しました。
被害にあったのは上川総合振興局管内に住む60代の女性です。
警察によりますと、5月28日女性がパソコンでフェイスブックを見ている最中に画面に表示された広告をクリックしたところ、パソコンがウイルス感染した旨の表示と警告音が鳴り、女性は画面に表示された電話番号に連絡したということです。女性は電話に出たマイクロソフト社員を名乗る、カタコトの日本語を話す人物の言いなりにパソコンを操作し、「インターネットバンキングの口座が危ない。残高はありますか」などと聞かれたため、女性は残高とインターネットバンキングのID、パスワードを伝えてしまったということです。
2時間半ほど電話を続けた女性は、電話を切った後、インターネットバンキングの口座を確認したところ、およそ1700万円が引き出されていたことがわかり、110番通報しました。
警察は、インターネットバンキングのIDやパスワードを聞かれた場合は詐欺を疑い、警察署または警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼び掛けています。
05/29(木) 06:36