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事業費3兆円半ばに膨らむ試算 2038年度末以降に延期の新幹線札幌延伸 鉄道・運輸機構が公表へ

札幌開業が大幅に遅れる見通しが示された北海道新幹線の事業費が、1兆円以上増えて3兆円半ばに膨らむ試算となったことが関係者への取材でわかりました。

北海道新幹線の新函館北斗―札幌間は開業時期が、計画していた2030年度末から大幅に遅れ、2038年度末以降になる見通しが示されています。

関係者によりますと、建設主体の鉄道・運輸機構が試算した新たな事業費は1兆円以上増額し、総額が3兆円半ばに膨らむということです。

北海道新幹線の事業費は国が3分の2、地方が3分の1を負担する仕組みで、当初計画の1兆6700億円からすでにおよそ6450億円増え、2兆3000億円を超えています。

鉄道・運輸機構は近く新たな事業費を公表する見通しで、国交省は今後、有識者会議を開き、増額分を精査する方針です。

12/19(金) 17:23

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