野球部の遠征先旅館でカンピロバクター属菌による食中毒…男子中学生13人と教員2人発症 北海道

北海道渡島保健所は2025年8月11日、知内町内の旅館で食中毒が発生したと発表しました。
食中毒が発生したのは、知内町湯ノ里の「知内温泉旅館」です。
保健所などによりますと、8月3日午前9時半ごろ、帯広保健所管内の中学校から、複数の生徒と教員が下痢や腹痛などを発症したと連絡がありました。
知内町を訪れていたのは帯広保健所管内にある中学校の野球部で、スポーツ大会に参加するための遠征で7月29日から8月2日まで、この旅館に宿泊していました。
21人のうち男子生徒13人、引率の教員(30代)2人のあわせて15人が下痢や腹痛などを発症。
このうち2人が医療機関を受診しましたが、現在は全員回復傾向だということです。
滞在期間中に提供された食事は、ごはん、スクランブルエッグ、ハム、カレーライスや揚げ物などでした。
保健所が調査したところ、有症者と調理スタッフの便からカンピロバクター属菌が検出されたことなどから、保健所は旅館の食事を原因とするカンピロバクター属菌による食中毒と断定したということです。
保健所は旅館に対し8月11日の1日間、営業停止を命じています。
08/12(火) 07:18