「節約したい」市道に30台以上“迷惑駐車” 空港利用者か…一部を無期限通行止めに 千歳市
北海道千歳市は4月14日から、JR南千歳駅近くの市道を通行止めにしました。
理由は、車が通行できなくなるほどの迷惑駐車で、新千歳空港の利用者が多いとみられています。
現状を取材しました。
千歳市内の道路に置かれたのは、車が進入できないようにするためのバリケード。
ここはJR南千歳駅の北側に位置する市道です。
14日から3つの市道の一部が無期限で通行止めとなりました。
なぜ封鎖されることになったのか、その理由は…
(長野記者)「南千歳駅の北側にある市道です。駐車場ではありませんが、車がずらっと並んでいます。こちらは両側に車がとまっていて、車1台が通るのもやっとなほどの道幅しかありません」
4月11日、市道にとまっていた車を数えると30台以上ありました。
駐車禁止の標識はないものの、こうした状況について千歳市は「適切に道路が利用されていない」と判断しています。
(千歳市 小尾千智建設部長)「最近になって両側の路上駐車がされてきた。緊急車両が通れなくなり、危機管理上問題があるとして封鎖した」
どんな人たちが駐車しているのか。
話を聞くと、新千歳空港を利用する人が多く見られました。
(車をとめていた人)「やっぱりタダでとめられるという。何でもいま高いので。ちょっとでも節約できるところは節約したいなって」
(車をとめていた人)「一番大きな理由はお金ですよ。1000円でも2000円でも浮かせたいもので」
新千歳空港に隣接する駐車場は2025年10月、慢性的な満車を緩和するため、1日の最大料金をそれまでのおよそ3倍となる3500円まで値上げしました。
それに伴い、料金を見直して値上げした民間の駐車場もありました。
(車をとめていた人)「皆さまには申し訳ないという気持ちはあるんですよ。でも自分勝手に“まぁいいか”と自分に言い聞かせた」
通行止めとなった道路には14日も車がとまっていました。
駐車禁止の標識がない道路でも、長時間の無断駐車が確認されれば、車の所有者は「車庫法」の違反に問われる可能性があります。
(千歳市 小尾千智建設部長)「(迷惑駐車があれば)持ち主をはっきりさせて移動を促し、移動しない場合はレッカー移動という手段も最終的には考えられる。(付近には)民間の駐車場があるので活用してほしい」
「通行止め」というかたちで迷惑駐車対策に乗り出した千歳市。
今後、警察などとも連携し、監視体制を強めたい考えです。