桜の開花発表はお預けですが…百貨店「さくらグルメ」で春を先取り!春の気分を味わって 北海道
4月18日の北海道内は各地で20℃前後まで気温が上がりました。
この時期、気になる桜前線は青森まで北上していますが、道南の松前町をはじめ各地の桜の状況はどうなっているのでしょうか。
道南・松前町の桜の名所「松前公園」の早咲きの桜です。
園内にはおよそ250品種1万本の桜がありますが、早咲きの桜が見ごろを迎えていました。
松前町では19日から始まる「さくらまつり」を前に、テントや露店など準備も進んでいます。
町では独自に桜の開花を宣言していて、あとは標準木の開花を待つだけですが・・・
(東海林記者)「こちらは松前町の標準木なんですが、残念ながらまだ1輪も桜の花は咲いていません」
午後3時前、町の職員が標準木の「ソメイヨシノ」を確認しましたが・・・
(松前町役場 松浦慎也さん)「できればどれか1個くらいは咲いてほしいなと思っていたんですけれども、早ければあす咲いてほしいなと思っていますけれども」
ここにきて足踏みが続いています。
(愛媛から来た人)「残念ですね、見たかったですね。ちょっと寒いですね、だから一応、着るものは持ってきたんですけれどもね」
一方、道内は18日も気温が上がり、札幌では最高気温18.8℃を観測しました。
札幌中心部では上着を手に持って歩く人や半そで姿の人も・・・
2日続けて気温が上がった札幌でも、気象台の職員が「ソメイヨシノ」の標本木を確認しました。
(札幌管区気象台観測整備課 義煎聡主任技術専門官)「まだ1輪も咲いてはいません。つぼみは順調に育ってきておりまして、先のピンク色がはっきりしてきている状況になっております」
札幌の桜の開花は22日と予想されています。
(山岡記者)「札幌の桜の開花はまだ少し先になりそうですが、こちらの百貨店ではすでに桜の商品がたくさん売られています」
桜の花びらをかたどったイチゴ味のサブレに…
桜の塩漬けをのせた桜ムースの底に、濃厚な抹茶のカスタードクリームをあわせたタルト。
桜エビを散らしたタケノコご飯にちらし寿司など、春を感じることのできるお花見御膳。
店内はひと足早く満開の「さくらグルメ」一色です。
(大丸札幌店販売促進担当 中尾泰輔さん)「桜のスイーツですとか御膳を楽しみながら春の気分を味わってほしいなと思いまして、こういったフェアを企画しております」
桜の開花がまだ先なら「花より団子」。
開花を待ちきれない記者が選んだ「さくらグルメ」は…
(山岡記者)「口の中に桜の香りが広がります。そしてこの桜の花びら、少ししょっぱくて甘さとしょっぱさのマッチがもう最高です」
一方、小樽ではこの2日間の陽気で本格的な春の到来を待ちきれなかったのかー
建物の壁に寄り添うように咲く桜が市内2か所で見られ、通りかかった人の目を楽しませています。
(通りかかった人)「すごいですね」
(通りかかった人)「素敵ですよね、いつもここすごい満開ですごく素敵なんですよ」
道内での桜の開花発表はお預けとなりましたが、「桜前線」は青森まで到達していて、着実に道内に近づいています。