小・中学校で使用「校務用メール」情報漏えいか 75校1400件のアカウント IIJサイバー攻撃で…旭川市

北海道旭川市は2025年4月18日、市内の小・中学校計75校で使用されている「校務用メールサービス」で、1400件の電子メールのアカウントやパスワード、電子メールの本文などが漏えいした可能性があると発表しました。
これまでに二次被害は確認されていないということです。
「校務用メールサービス」は主に調査・回答に使われるもので、各学校や教員らにアカウントが与えられています。
メールサービスは「旭川ケーブルテレビ」が市に提供し、そのセキュリティは「インターネットイニシアティブ(IIJ)」という別の企業が担当していました。
IIJの設備が去年8月以降に不正アクセスを受け、不正なプログラムが実行されていたことが4月10日に確認され、16日に旭川ケーブルテレビから市に連絡があったということです。
この事案により、1400件の電子メールのアカウント・パスワード、送受信されたメール本文とヘッダ情報が漏えいした可能性があります。
旭川市によりますと、校務用メールは主に事務的なやり取りを行うもので、生徒児童の成績や個人情報を扱うことは基本的にないということです。
その上で、個人情報を扱う場合はファイル暗号化ソフトを利用しているということです。
また、添付ファイルが漏えいしている可能性は低いとし、旭川市はこれまでに二次被害は確認されていないと説明しています。
04/18(金) 11:54