火口付近への立ち入り禁止に 雌阿寒岳の登山口に看板設置 噴火レベル2に引き上げ 北海道釧路市
札幌管区気象台は、雌阿寒岳の噴火警戒レベルをこれまでの「1」から「火口周辺規制」の「2」に引き上げました。
札幌管区気象台によりますと、9月11日から雌阿寒岳ではポンマチネシリ火口付近を震源とする火山性地震が午後3時までに186回確認されています。
また、火山性微動の発生や噴気の増加もみられているということです。
さらに、15日の現地観測により熱活動の活発化を確認しました。
気象台は今後、噴火が起きる恐れがあるとして、噴火警戒レベルを「1」から火口周辺への立ち入りなどを規制する「2」に引き上げました。
(武田記者)「職員が登山名簿の確認をしています」
雌阿寒岳では今後、ポンマチネシリ火口からおよそ500メートルの範囲に影響を及ぼす可能性があり、釧路市は登山口に火口付近への立ち入りを禁じる看板を設置しました。
(釧路市阿寒町行政センター阿寒湖支所 富樫朝義支所長)「入山規制レベル2に引き上がったことで、各ホテル関係には周知する形にはなっているので注意を促していく」
足寄町でも16日以降火口付近への立ち入りを規制する方針です。
09/15(月) 18:32