駅で停車中に運転士が“私物の本”約8分間読む「過去に何回か…」客からの申告で発覚 JR北海道

JR北海道は、2025年10月7日、函館線小樽駅で勤務中の運転士が停車している列車内で私物の本を読んでいたことが判明したと発表しました。
JR北海道によりますと、運転士の行為は、社内規定の職務専念義務違反に当たるということです。
7日午後5時ごろJR小樽駅に停車していた函館線の普通列車(小樽発岩見沢行)の運転席で、運転士が本を読んでいる姿を乗客が目撃しました。
JR北海道は乗客からの連絡を受け、運転士に確認したところ、停車中に約8分間にわたり、本を読んでいたことが分かりました。
読んでいたのは、私物の“鉄道に関する本”だったということです。
列車は、発車待ちのため小樽駅で23分間停車していました。JR北海道によりますと、発車までの待ち時間は車両の安全確認や運転準備などの時間とされていて、休憩は別の時間で確保されているということです。
社内調査に対し、運転士は「出発まで少し時間があり、仕事中であることは分かっていた。気の抜けるタイミングで本を読んでしまった。過去に何回か読んでいたことはあった」と話しているということです。
JR北海道は「北海道運輸局による強化型保安監査体制の中、このような事象を発生してさせてしまい、お客様や関係する皆様にご心配をおかけしましたことをお詫びいたします」とコメントしています。
運転士の処分については、事実関係を確認したのち厳正に対処するということです。
10/09(木) 03:58