スマホだまし取り売却…収益は少なくとも3000万円 札幌の指示役の男 動機は「借金の返済」

北海道警察は2025年7月22日、詐欺の容疑で、札幌の会社「M's」グループ系列店の店長・濱下翔冴容疑者(23)と石狩市の無職・浅田穂波容疑者(22)ら男女4人を逮捕したと発表しました。
4人は共謀の上、2024年8月26日、函館市の携帯電話ショップで従業員に対し、契約者自らが使用するかのように装って、通信サービス契約の締結とスマートフォン1台の購入を申し込み、通信可能なスマートフォン1台(販売価格合計約20万円)をだまし取った疑いが持たれています。
道警によりますと、濱下容疑者が指示役となって同様の手口でスマホ数百台をだまし取り、少なくとも3000万円の収益をあげていたということです。
動機について濱下容疑者は、「M'sグループ系列店の売り上げ金を補填し、借金を返済するために売却した」と話しています。
濱下容疑者らはいわゆる“トクリュウ”として、既に逮捕されている「M's」の会長・武藤健太郎容疑者を中心とする組織的な犯罪を繰り返していたとみられています。
道警は「M’s」グループが違法なビジネスモデルを構築して多額の収益を得ているとみて調べを進めるとともに、スマートフォン売却による収益が、SNSなどから実行役を募る匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の資金源になっているとみて捜査しています。
07/22(火) 05:57