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観光地が立入禁止に「本当にクマが出るんだと…」出没相次ぎ影響広がる 祭り中止で落胆の声も 北海道

クマに襲われ安否不明の男性 引っ張られて姿見えなくなる ハンターらが救助へ 2日前にも登山客が遭遇…羅臼岳

北海道江差町ではまた畑のスイカがクマに食い荒らされる被害がありました。

いま道内各地でクマの出没が相次いでいて、観光地が立ち入り禁止となるなど影響が広がっています。

いくつものスイカが食い荒らされています。

8月13日午前5時15分ごろ、江差町柳崎町にある畑の所有者の男性が、畑でスイカ30個が食い荒らされ、近くには幅13センチのクマのものとみられる足跡があるのを見つけました。

(被害にあった人)「スイカを食べられたぐらいで済んでいるからあきらめるしかないんだけれども。人間に関わってくることになったらね。早く捕獲してほしいよね」

江差町では家庭菜園のスイカやトウモロコシが食い荒らされる被害が続いていて、クマに関する情報が8月だけで10件以上寄せられています。

道内で相次ぐクマの目撃。

影響が広がりつつあります。

この時期、美しい積丹ブルーをのぞむことができる積丹町の神居岬です。

13日も全国から多くの観光客が訪れていますが…

海を一望できる展望台には足を運ぶことができません。

10日に親子とみられる2頭のクマの足跡が見つかったことを受けて、遊歩道の大半が16日まで立ち入り禁止となっているのです。

観光客からは落胆の声が聞かれました。

(大阪からの観光客)「知らなかったです。本当にクマが出るんだと思って看板を見てびっくりした。怖いです」

7月に新聞配達員の男性がクマに襲われて死亡した道南の福島町。

クマは駆除されましたが、本来なら13日に行われるはずだった祭りは、念のため中止することになりました。

(茨城県から来た人)「残念だけどこればっかりは仕方がない」

(帰省中の人)「いつも花火大会を楽しみにしていたので、来年こそは」

祭りとあわせて開催される予定だった花火大会も延期に。

いまもなお日程は決まっていません。

道では食害が相次いでいる江差町のほか、上ノ国町や砂川市、平取町の一部にヒグマ注意報を出し、注意を呼び掛けていますが、クマ出没の影響は観光最盛期のお盆期間を直撃しています。

08/14(木) 06:18

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