「かなりの投資…立ち止まることはできない」代表が事業中止しない意向示す 釧路湿原メガソーラー
北海道・釧路湿原周辺で建設中のメガソーラーを巡る問題で、事業を展開する日本エコロジーの松井代表が、自民党の議員連盟らに現地で現状などを説明し、松井代表は事業を中止しない意向を表明しました。
日本エコロジーの松井政憲代表は、釧路湿原周辺でのメガソーラーの建設現場を視察に訪れた自民党の衆議院議員らに現状などを説明しました。
(日本エコロジー 松井政憲代表)「このエリアが開発可能エリアであるということ。法律的に太陽光のガイドラインの受理を受けて、ゴーサインを受けて事業を開始させていただきましたということを申し上げさせていただきました」
この建設現場ではタンチョウやオジロワシなど希少な生き物への悪影響が懸念されるとして、釧路市が日本エコロジーに再調査を求めています。
およそ4.2ヘクタールに6600枚のソーラパネルを設置する予定の日本エコロジー。
許可を得ないまま0.5ヘクタール以上の林地開発を行った森林法違反で、道は工事中止を勧告していますが、9日は謝罪した上で「立ち止まることはできない」と事業を中止しない意向を示しました。
(日本エコロジー 松井政憲代表)「境界の誤認で切りすぎてしまったということに対しては、しっかり謝罪させていただきたい。すぐに是正を行って、しっかりとした開発を行っていきたい。立ち止まることもできない。投資額もかなりの投資をしておりますので」
説明を聞いた自民党議員はー
(自民党議員連盟 古屋圭司会長)「食い違いがあるんだよね。環境問題と表裏一体の関係の事業というのは、ルールをぎりぎりで対応したからこれは問題ない、推進していくというのは今の時代にふさわしくない。事業者の社会的責任はしっかり果たしていっていただきたい。」
問題の発覚後初めて事業について説明した日本エコロジー。
今後の動向が注目されます。