「一言で言って残念」“自公”連立解消へ 政局混迷で影響指摘も 次期衆院選・道4区の行方は?
10月10日午後4時前、自民党との1時間半に及ぶ協議を終えた公明党の斉藤代表。
(公明党 斉藤鉄夫代表)「自公連立政権については一旦白紙とし、これまでの関係にいい区切りをつけることとしたいと思います」
「政治とカネの問題」の解決を優先する公明党にとって、高市早苗自民党総裁からの回答が不十分だったことが、離脱に至った最大の理由です。
(自民党 高市早苗総裁)「先方からは具体的な回答ではないということで、一方的に連立政権からの離脱を伝えられました」
道内の自公選挙協力をめぐっては、公明党が次の衆院選で北海道4区を新たな協力区として佐藤英道議員の擁立を発表したばかり。
小選挙区を譲ることになっていた自民党の中村裕之議員はー
(中村裕之衆院議員)「一言で言って残念ですね。選挙協力をしないという方向が示されましたので、それぞれが当選を目指して頑張ることになるのかなと思っていますが、今後まだどのような展開になるかはっきりしないので急激な動きはしない」
一方2024年、北海道4区で中村議員を破った野党・立憲民主党の大築紅葉議員はー
(大築紅葉衆議院議員)「相手が誰になろうとも自分は地域をくまなくまわって、次の解散までが任期なので、とにかく動いて一人でも多くの方の声を届ける・政策につなげる・地域を良くしていくことがすべて」
自民党道連・武部新会長はSTVの取材に対し「離脱方針は大変残念。国政のみならず、地方議会においても強い協力関係を築いてきたので、連立が解消されようとも、現場現場でしっかりとコミュニケーションを図っていく必要がある」とコメント発表しました。
一方、立憲民主党・勝部賢志道連代表は「これまで長く続いている政治空白に加え、政局が混迷することで、国民生活により大きな影響を及ぼしてしまう、自民党・公明党の責任は重い。野党第一党として、政治をあるべき姿に戻すために野党をまとめていく役割を果たしたい」とコメントしました。
自民党と公明党の連立解消をマチの人はー
(マチの人)「(裏金)疑惑があった方を役職で使うのはどうかと思うので、高市さんの考えが変わらなければ難しいのかなと思う」
(マチの人)「自民党と一緒に政策的に共通するものがあれば、一緒にやりましょうという政党ともまた別の部分でできる。なんでも一緒ということはありえないから」
(マチの人)「色が違ってきたらやはりこれも2つの道。安定だけではいけないと思う。私はいいと思います」
26年にわたり続いた自公連立。
公明党の政権離脱は今後、高市新体制に大きな影響を及ぼすことになりそうです。