道路ふさぐように居座るクマ 全道的に市街地出没で警戒続く 札幌では1頭駆除…出没繰り返す母グマか
札幌市西区で10月13日朝、メスのクマ1頭が駆除されました。
西野地区での駆除は3頭目になります。
クマが駆除されたのは札幌市西区の西野地区です。
12日午後6時ごろ、設置していた箱わなに体長およそ1.5メートルのメスのクマがかかり、13日午前6時半ごろ、ハンターが駆除しました。
西野地区でのクマの駆除は10月で3頭目です。
西野8条10丁目付近では、10月に入り親子グマの目撃や出没が相次いでいて、札幌市によると、今回駆除されたのは出没を繰り返していた母グマの可能性が高いということです。
一方、札幌市中央区にある荒井山ジャンプ台付近でも12日にクマの目撃があったことから、市は当面の間、荒井山緑地の閉鎖を決めました。
クマが出没していることを受け、市内の旭山記念公園ではヒグマへの注意を促すチラシが配布されました。
(チラシを配っている人)「早朝や夜間も危険な時間なので」
(チラシを受け取った人)「気を付けます」
(チラシを配っている人)「避ける・寄せ付けないということで」
市街地へのクマの出没は札幌だけではありません。
木古内町二乃岱にある空き家の防犯カメラには、10月10日と12日に2回の合わせて3回、親子グマの姿をとらえていました。
警察によりますと、クリが食い荒らされたようなあとが見つかっていて、クリの木を目当てに出没を繰り返している可能性があるといいます。
また、上ノ国町の国道でも12日午後8時ごろ、道路をふさぐように居座るクマが目撃されています。
全道的にクマの市街地への出没が相次いでいることから、道はヒグマ注意特別期間を11月30日まで延長して警戒を呼び掛けています。
10/13(月) 16:32