８月６日午後１時ごろ、駐車場を出ようとする車のドライブレコーダーの映像です。

爆発音や悲鳴とともに車の破片が飛び散りました。

さらに、中身が噴射したスプレー缶もころがっています。

突然の出来事に、あたりは騒然となりました。

（百瀬記者）「札幌市内のドラッグストアの駐車場です。爆発があったのでしょうか、車の屋根の部分が大きくはね上がっています」

フロントガラスがすべてなくなり、屋根の部分がめくれ上がった乗用車から、衝撃の大きさが伺えます。

爆発があったのは、札幌市中央区南８条西２３丁目のドラッグストアの駐車場です。

午後１時ごろ、目撃者から「爆発音が聞こえた」「駐車場内で車が燃えている」などと警察に通報が相次ぎました。

（付近にいた人）「手りゅう弾が落ちたような音でした。運転手は血だらけになっていた。中に乗っていたみたい。すぐ周りの人が救急車を呼んで現場から離れるように誘導した」

（付近にいた人）「爆発と思われる音が聞こえたので外を見たら、騒然とした雰囲気だった。火や煙は見えていないので、どうしたら車があんな風になるのか怖いなと」

警察によりますと、爆発した車には当時、４０代の男性が乗車していて、男性はけがをして病院に搬送されました。

意識はあるということです。

また、隣の車に乗車していた３０代の女性も軽傷を負い、病院に搬送されました。

通報からおよそ１時間。

爆発した車を調べる消防の職員の手元には３本のスプレー缶が。

（百瀬記者）「車の前には冷却スプレーと書かれたスプレー缶が置いてあります」

現場からは複数のスプレー缶が見つかっていて、警察が爆発との因果関係などについて詳しく調べています。