キャッシュレス決済広がる コンビニでサピカ使用可能に 旭川のバスもクレジットカードに対応 北海道
北海道内でキャッシュレス決済が広がりを見せています。
札幌市営地下鉄ではクレジットカードの利用者が3倍近くに増え、ICカード・サピカは新たにコンビニチェーンで導入されました。
その利便性とはー
(長南記者)「きょうからこのサピカ、道内全店舗のローソンで使えるようになりました」
札幌市交通局のICカード・サピカが、10月14日から道内のローソン全店で利用できるようになりました。
コンビニのセイコーマートやドラッグストアのサツドラに続く大手チェーンでの導入です。
また、買い物のほかにチャージもできるということです。
(ローソン金融カンパニー 田村太郎部長)「ローソンでも使えることでより便利に、定期で使っている人が弁当を買うなど使ってもらえれば」
発行枚数が224万枚を超えるサピカ。
札幌市交通局は今後も利便性の向上を図っていくとしています。
(長南記者)「札幌市ではクレジットカードを使ったキャッシュレス決済の利用者が増えています」」
札幌市営地下鉄の全駅で4月から導入されているクレジットカードのキャッシュレス決済。
切符の購入やICカードへのチャージがいらないため、観光客などの利便性を高める狙いがありました。
1日の平均利用者は4月が1768人でしたが、9月は4604人と3倍近く増えています。
(利用者)「(カードは)探す手間も省けるし財布を出さなくていいので楽で使っています」
(利用者)「現金の小銭がいや」
札幌市交通局は専用の読み取り機の増設を検討しています。
旭川でもキャッシュレス決済が広がっています。
(林記者)「こちらのバスはクレジットカードでタッチするだけで乗ることができるんです」
市内のバス会社は2025年2月から旭川空港と旭川駅を結ぶ路線など6路線で導入しています。
導入以降、乗り降りの時間短縮や運転手の負担軽減につながっていて、利用者からの反応も上々です。
(林記者)「タッチ決済が使えると便利ですか?」
(観光客)「そりゃそうだよ。現金なんかいま使わない。みんなピッピッってやっている」
札幌の市電もクレジットカードのキャッシュレス決済について、2026年春の導入を目指しています。
道内に広がるキャッシュレス決済。
需要の増加に伴い、利便性も向上しています。