令和のオイルショック…190円を超えるスタンドも「過去にない大幅値上げ」影響はクリーニング店にも
中東情勢の悪化に伴い、ガソリンの価格高騰が止まりません。
北海道内のガソリンスタンドは3月12日から25円前後値上げしていて、1リットル190円を超えるところもありました。
生活に大きな影響を与えています。
(阿部記者)「いま電光掲示板の価格がどんどん上がっていきます。161円から189円になりました」
札幌市西区のガソリンスタンドです。
中東情勢の悪化を受けて12日朝、値上げに踏み切りました。
レギュラーガソリンは28円上がって189円です。
(客)「きのうの夜も並びに来たんですけど、すごい列だったのであきらめて、きょうでいいやって」
(客)「きのうの時点で知っていたらもっと早く給油したんですけど。キツいですよね。仕事で使っている車ですから」
このガソリンスタンドでは11日夜、長~い車の列ができていました。
12日午前7時半ごろまでは値上げ前の価格だったため、“駆け込み”での給油が相次いだのです。
その結果…
(阿部記者)「いまレギュラーガソリンの供給がストップしているというはり紙が貼られています」
ガソリンが一時品切れとなる異例の事態に。
その後、ガソリンを補充し、価格を改定して営業を再開しましたが…
(阿部記者)「きのうの夜やきょうの朝はかなりの行列ができていたのですが、価格が上がった後は突然、客足が途絶えました」
(中和石油 小原隆宏本部長)「ほんとに(きのうとの)格差が寂しいですよね。ガソリンってシビアですよね。30年くらいガソリン業界にいますけど、この28円幅というのは過去にないくらいの大幅値上げです」
STVが道内のガソリンスタンドを経営する4社に取材したところ、12日から24円~31円の値上げを実施しているということです。
札幌市内を巡ってみると、190円を超える店舗もありました。
“令和のオイルショック”ともいえる事態を受け、政府はー
(高市首相)「G7各国や国際エネルギー機関とも連携をしながら、我が国の石油備蓄を活用する方針でございます」
16日にも石油備蓄の放出を行う方針を表明。
経済産業省もガソリン1リットルあたりの平均価格が170円程度に抑えられるよう、元売り各社に対して補助金の支給を始めます。
ほかに影響が懸念されるのがクリーニング店です。
こちらの店舗では洗濯などの動力はボイラーで、灯油が欠かせません。
2月の灯油代は37万円を超え、原油価格の高騰が続けばクリーニング代も値上げせざるを得ないと見込んでいます。
(イチカワクリーニング 市川博基社長)「すぐにはこないけど半年以内には大分影響がくると思います。今後値上げするしかないと思います。利益がないと会社もやっていけないので」
今後更なる影響が広がりそうな“令和のオイルショック”。
中東情勢の行方が見通せない中、道内でも不安が募っています。