有権者45万人以上“花の1区” 与野党5人が乱立 8区は前職同士の一騎打ち 衆院選・北海道
真冬の短期決戦となった総選挙。
注目の選挙区の戦いを紹介します。
札幌市中央区など45万人以上の有権者を抱える北海道1区。
5人の候補者が乱立し、激戦が展開されています。
道1区 中道改革連合・道下大樹候補
選挙期間中、大雪に見舞われた札幌市。
雪に埋まった車を見つけ、救助に加わっていた候補者がいました。
中道改革連合の道下大樹さんです。
(道下大樹さん)「いまやらなければいけないのは物価高対策。無駄な税金の使い道、余っているものがたくさんあります。(その分を)消費税減税分の財源の補填に充てる」
前回、立憲民主党から出馬し3期目の当選を果たしました。
今回は直前に結成された新党での戦いです。
(道下大樹さん)「これまでの考え方・政治理念、私は変わらない」
政治活動以外の素顔も知ってもらおうと、SNSでの発信にも力を入れています。
(道下大樹さん)「手袋の使い心地?カイロを入れて寒さをしのいでいます」
(道下大樹さん)「やわらかい話の動画も織り交ぜながら発信している」
道1区 国民民主党・臼木秀剛候補
(臼木秀剛さん)「よろしくお願いします」
国民民主党の臼木秀剛さんです。
前回は比例単独で当選しましたが、今回は小選挙区での挑戦です。
(臼木秀剛さん)「もっと手取りを増やす経済政策を実現し、豊かな地域をつくっていきたい」
支持母体の連合北海道は労働組合票が割れると反発し、推薦を受けられませんでした。
(臼木秀剛さん)「頑張った人が報われる、そのような社会政策の実現に取り組んでいきます」
大きな後ろ盾がない中、駆け足で選挙区をまわります。
(臼木秀剛さん)「いただきます。(議員になると)本当に早飯になるんですよね」
(臼木秀剛さん)「“世の中の調整”が政治だと思う。引き続き(議員活動を)やりたいので皆さまに期待してもらいたい」
道1区 自民党・加藤貴弘候補
自民党からは新人の加藤貴弘さんが立候補しています。
(加藤貴弘さん)「いま働いてもなかなか手取りが増えない。社会保険料の引き下げ、この見直しをしていく」
前回は道下さんに2万票以上の差をつけられ落選しました。
(加藤貴弘さん)「(前回の衆院選後から)苦しいことの連続だった。それでも地域の皆さんの支えがあってこれまでやってこられた」
雪辱を誓う加藤さんは、人脈の広さが強み。
中でも、1歳年上の鈴木農林水産相は兄と慕う仲です。
(鈴木農水相)「この人に永田町に来てほしい、なんでかと言ったら、彼は人の痛みが分かる政治家だからです」
(加藤貴弘さん)「自民党もいま高市政権の中で変わっていこうということで、成果と結果でしっかり応えていく政治をしていきたい」
道1区 共産党・森英士候補
共産党から立候補したのは、新人の森英士さんです。
(森英士さん)「全ての物価を下げていくためには、消費税の減税が必要」
「しんぶん赤旗」での記者経験を活かし、1人1人の声を拾い上げるのが信条です。
36年ぶりとなる真冬の選挙戦。
マイクの調子が悪くなるハプニングもありました。
(森英士さん)「寒さのせいかもしれませんね」
吹雪の中でも訴え続けます。
(森英士さん)「消費税は一律5%に減税していこう。この声を日本共産党と一緒にあげていこうじゃありませんか」
道1区 参政党・加納千津子候補
オレンジ色の支援者に囲まれていたのは、参政党の加納千津子さんです。
(加納千津子さん)「私は日本と子どもたちの未来を心から守りたい」
現在、服飾関係の会社員として働き、22歳の娘がいるシングルマザーでもあります。
2025年6月に党員になってからまだ1年も経っていません。
(加納千津子さん)「最初よりは慣れましたけど全然慣れていない。後半戦になってきたので思いを多めに伝えるようにしている」
(加納千津子さん)「“日本を変える”気持ちがなければ、現状のまま30年、40年、50年と続いていきます」
5人が乱立する花の1区。
45万人を超える有権者はどのような選択をするのでしょうか。
道8区 中道改革連合・逢坂誠二候補
続いては、北海道8区。
前職同士の一騎打ちとなりました。
(逢坂誠二さん)「11回目の選挙なんです」
そう話すのは、衆院選で7回目の当選を目指す中道改革連合の逢坂誠二さん。
(逢坂誠二さん)「1つは平和を守る、そして2つは人のための、人間が中心の生活者ファーストの政治をやるということ」
ニセコ町長時代を含め長きにわたって政治に携わり、知名度は抜群です。
新党の選対事務局長として対決姿勢を強めます。
(逢坂誠二さん)「政治とカネの問題はあたかも終わったかのように言っていますけれども、何も終わっちゃいないですよ。政治家っていうのは金に厳格でなければいけない。いまの自民党はどうですか皆さん」
逢坂さんが衆院選で落選したのは、民主党政権に逆風が吹いた2012年だけ。
選挙に強いベテランが今回は厳しい戦いになるとみています。
(逢坂誠二さん)「(向山候補の)勢いは相当なものだと思っています。だから危機感ですよ」
道8区 自民党・向山淳候補
勢いづいているという対抗馬が、自民党の向山淳さんです。
(向山淳さん)「誇りを持って未来をつくっていける、そのような道南をともにつくっていきます」
前回は逢坂さんにおよそ1万5千票差をつけられましたが、比例復活で初当選を果たしました。
その向山さんに今回は心強い味方がついています。
(函館市 大泉潤市長)「頂点を狙える人に函館は出会ったということです。向山先生は地域の希望だと思っています」
衆議院解散の直前、函館市の大泉市長が向山さんの支持を表明したのです。
さらに、自民党の小林鷹之政調会長に、重鎮の麻生太郎副総裁も応援に駆けつけました。
(麻生太郎副総裁)「衆院選で勝った政党が政権をとる。高市早苗と書く資格を持った向山淳を選ぶイコール皆さんが高市早苗に票を入れることを意味する」
(向山淳さん)「比例復活、銀メダルじゃだめなんです。この地域の選挙区の代弁者として、代議士として、国会に送ってください」
戦後最短となった選挙戦、投開票は8日です。