北海道上川町の黒岳で2025年10月11日、タイ国籍の女性（42）が遭難し、道警のヘリで救助されました。

旭川東警察署は10月15日に当時の様子を公開し、冬山登山が本格化するのを前に注意を呼び掛けています。

女性は11日に富良野市から黒岳に入り、ロープウェイを利用して登山を開始しましたが、予定より時間がかかったため山頂付近で断念し、下山を始めました。

その後、下山中に女性は転倒。

足を痛め動けなくなったところを通りかかった別の登山客が気付き、午後2時20分ごろ119番通報したということです。

通報を受け、道警の救助隊が出動。

ヘリコプターで女性を発見し救助したということです。

女性は左足首の骨を折る重傷ですが、命に別条はないということです。

登山道には雪が積もっていて、警察によりますと女性はスニーカーをはいていて、登山届は出していませんでした。

警察は、これから冬山登山が本格化するシーズンに入ることから、登山の際には入念に準備・計画し登山届を提出して臨むよう注意を呼び掛けています。