“札幌は土地がなく難航” ファイターズ2軍誘致に課題 苫小牧は意欲的な姿勢「候補地は複数」
ファイターズ2軍本拠地の北海道内移転を巡って、苫小牧市の金澤市長は7月28日、「候補地は複数検討している」と意欲的な姿勢を見せました。
一方、札幌市の秋元市長は、候補地となるまとまった土地が見つからないと、誘致への課題を述べています。
(苫小牧市 金澤俊市長)「官民での連携や胆振全体での誘致の機運を高める仕組みを検討して、北海道日本ハムファイターズ2軍施設の誘致にチャレンジしてまいります。まだお示しはすることはできませんが、何箇所かを候補地として考えています」
苫小牧市の金澤市長は28日、ファイターズの2軍本拠地が市内に移転された場合の経済効果への期待感を述べ、初めて誘致に意欲的な姿勢を見せました。
候補地は複数か所あるということで、今後、球団側と協議したいとしています。
本拠地の移転を巡っては苫小牧市のほか、札幌市・北広島市・恵庭市・江別市・千歳市の6つの自治体が候補とされていて、このうち恵庭市・江別市では民間での署名活動など誘致活動が始まっています。
一方、札幌市の秋元市長は、移転先の候補地を探しているものの、適度の広さの土地がなく難航していると話しました。
(札幌市 秋元克広市長)「例えば既存施設があってその跡地を利用するとなると、それを壊すとか時間が掛かりますので、更地でまとまった地というのはなかなか難しいという現状にはあります」
札幌市は今後も候補地を探して球団との協議を続けたいとしています。
球団では2030年をめどに移転を目指すとしていますが、候補となっている各自治体が今後、どのように活動していくのか注目されます。
07/28(月) 16:06