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「正月用鏡餅」去年比1個40円値上がり おせち料理で需要増える「なると」も…年末年始の物価

来週から12月です。

きょうは年末年始に需要が増える食材などの値上げについて、物価の最前線で働くみなさんにお話を伺いました。

札幌市北区のスーパーです。

12月はどんなものが値上げになるのでしょうかー

(マルコストアー 山川悟史社長)「12月は年間で毎年値上げが少ない月になる。通常品に関しては値上げ数が少ないので、安心してお買い物できるかなと思う」

帝国データバンクによると、12月の飲食料品の値上げは213品目が予定されているということです。

これから年末年始に需要が増える食材の価格はー

(マルコストアー 山川悟史社長)「切り餅関係の商品が、去年から比べると1キロの袋あたり200円くらい値上げになっている。もち米を作っていた農家がうるち米など作るものを変えてしまって、(収穫の)全体量が減ってしまった。もち米自体の原料費が上がってしまったことで、もち米を使った商品が大きく値上げになっている」

正月用の鏡餅にも影響が出ていて、小さいサイズの160グラムでも2024年より1個40円ほど値上がりしているということです。

さらにー

(マルコストアー 山川悟史社長)「年末にうま煮や昆布巻きを作ったりとかで使われる干しシイタケも、去年と比べると値上げになっている。国産(の干しシイタケ)が若干グラム数が減ったり、そのままのグラム数で価格が10%程度上がっている。12月は日高昆布が良く売れるが、価格が据え置きで、グラム数が去年から比べると2割ほど減量になっている現状」

また、おせち料理などにも使うこちらもー

(マルコストアー 山川悟史社長)「なるとに関しては去年の販売価格よりは10円ほど上げざるを得ない状況。高級な板かまぼこだと高いもので100円くらい。中間層のかまぼこだと50円弱の値上げになるかなと」

一方で、生のそばに関しては2024年とほぼ変わらない価格で提供できる見込みだということです。

12月の期間限定でお得になる商品もー

(マルコストアー 山川悟史社長)「海苔は12月が需要期で、お得な特別な商品を販売したり、通常品で12月だけ特別価格で(メーカーから)値下げしていただける商品が多い」

こちらのスーパーでは、一部の海苔が12月1日から1袋100円ほど値下げして販売するということです。

人が集まり多くの食材が必要となる年末年始。

値上げの波はいったん落ち着きますが、再び2026年2月に大きな値上げがやってくる見込みだということです。

11/27(木) 11:35

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