北海道・小樽警察署は2025年5月28日、詐欺の疑いで小樽市に住む会社員・岡西智義容疑者（32）を逮捕しました。

岡西容疑者は葬儀会社に勤務していた2024年4月3日ごろ、小樽市に住む女性（81）の自宅に電話をかけ、本来は存在しない仕組みにもかかわらず、「会社に遺言信託というサービスがある」「これはお金を預けて自分が死んだときに葬式などに使える」「1口100万円で、預けている期間に応じて利息もつく」などと嘘を伝え、女性から現金100万円をだまし取った疑いが持たれています。

女性は以前からこの葬儀会社を利用していましたが、会社とやりとりをするなかで「遺言信託」というサービスがないことに気づき、この会社の役員とともに警察署を訪れ、被害を相談したことで事件が発覚しました。

調べに対し岡西容疑者は、「借金返済のためにやりました」と容疑を認めています。

岡西容疑者が勤務していた葬儀会社では出所が不明な現金が見つかっていて、警察は岡西容疑者に余罪があるとみて関連を調べています。