水分補給を我慢しないため…“非常用トイレ”も重要「真夏の災害」に欠かせない暑さ対策 備え見直しを
7月28日、熊本県で最大震度7の地震が発生しました。
猛暑のなか停電が続き、熱中症のリスクが高まっています。
北海道内でもいつ起きてもおかしくない「真夏の災害」への備えをどう進めればよいのでしょうか。
28日に熊本県を襲った最大震度7の大きな揺れ。
熊本では29日、最高気温が35℃を超え、停電や断水による「熱中症」のリスクが急速に高まっています。
北海道にとっても「真夏の災害」は他人事ではありません。
(防災無線)「津波警報が発表されました」
およそ1年前、カムチャツカ半島付近で巨大地震が発生。
太平洋沿岸に津波警報が出され、一時3万5千人以上が避難しました。
当時むかわ町では最高気温27℃を超える炎天下のなか、消防署の屋上に300人以上が避難し、厳しい暑さの中での避難を余儀なくされました。
(避難した町民)「暑いですね」
(避難した町民)「もう少しテントが何か所かあれば多くの人が日にあたらなくていい」
こうした教訓を受け、自治体の備えも変化しています。
函館市では災害時、大型扇風機を手配するなどの暑さ対策のほかに、「新たな備蓄品」の導入も進められています。
(函館市総務部災害対策課 三上勝課長)「体ふきタオルは数年前から、良好な避難環境の向上のため函館市でも備蓄を始めた。汗を拭くと涼しさを感じられるので、暑さ対策にも使える」
自治体の取り組みが進む一方、家庭ではどのような備えが求められるのでしょうか。
(山岡記者)「こちらのホームセンター、夏の防災対策として保存水も人気ですが、中でも断水時に使用できる非常用トイレも人気だといいます」
真夏の避難で欠かせない水分補給。
しかし、断水が起きると「トイレ不足」が深刻な課題となります。
便座にかぶせて使用できる非常用トイレは、水分補給を我慢しないためにも、特に夏場の避難先で重要性が高まっています。
(マチの人)「ここ何年か猛暑になっているので、結構夏場は大変かなと思いますね。水の確保とかそういうのはしていますね」
専門家は「真夏の災害」への意識を再確認してほしいと訴えます。
(北海道大学 高橋浩晃教授)「今回の熊本で起こったような内陸で起こる地震なんですけれども、札幌をはじめ道内どこで起こってもおかしくないと考えております。普段からの飲料水などの備蓄や、部屋の中に倒れやすいものを置かないとか、そういった基本的なところを再確認する機会にしていただければありがたいと考えています」
災害はいつ、どんな季節に襲ってくるかわかりません。
命を守るため「夏の備え」の見直しが欠かせません。
