【解説】今夜から大雪・吹雪に注意 多いところで降雪40センチ 札幌周辺も最大10センチの雪
11月17日の北海道内は強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に荒れた天気となっています。
気象予報士の上原さんに今後の見通しを伝えてもらいます。
この後、道内広い範囲で雪と風に注意・警戒が必要です。
あすにかけて大雪・吹雪となるところもありそうです。
気温も大きく下がりそうですね。
この後の雪雲の予想です。
北海道の北で低気圧が急速に発達をしていて、風がとにかく今強まっています。
日本海側を中心に風が強まっています。
日本海側を中心に雪雲がびっしりかかる予想、午後5時の予想になっていますが、この先どうなっていくのか見ていきましょう。
この後も基本的に上川や空知、後志を中心に雪が降りやすくなります。
札幌は雪雲の入りにくい風向きではあるんですが、あすの午後になると帯状の雲が一時的にかかってきまして、このタイミングで積もる可能性があります。
新千歳空港の方はどうなるんですか?
基本的に降りにくいと思いますので、便に影響はないというふうに見ています。
あすの午後に少し一時的に雪の降るタイミングはありそうです。
雪に関してはこれからがピークになります。
では、雪と風の警戒・注意の時間帯を見ていきます。
まず、日本海側では今夜いっぱい、暴風ないし暴風雪に警戒が必要です。
最大瞬間風速は30メートル以上、立っていられないくらいの風の吹くおそれがあります。
あすにかけても道内各地で、注意報レベルの強風には注意が必要です。
さらに日本海側ではこの後、雪がどんどん強まっていきまして、あすにかけて多いところ40センチと大雪になりそうです。
吹雪による見通しの悪化ですとか、少し湿った雪になりそうですので、電線の着雪による停電などにも注意が必要ということになります。
札幌周辺も最大10センチくらいの雪を予想しています。
雪が積もるところはどのくらい積もりそうですか?
道内細かく見ていきたいと思います。
日本海側、広く黄色以上、10センチ以上の雪が広く降りそうです。
特に多くなりそうなのが赤色の地域ですね。
上川や空知、後志の多いところ、30センチ以上、40センチというところも出てきそうです。
札幌に関しては、基本的に雪雲の入りにくい風向きとはなりますが、あすの午後を中心に一時的に雪が強まりそうでして、平地では最大10センチ、山沿いでは20センチを予想しています。
あすの朝は少し早起きをして、雪かきであったり、車の雪下ろしをしなければいけない地域もあるということですね。
日本海側では多くなりそうですね。
この先これが根雪になっていくのかどうかというところが気になりますよね。
この先の気温傾向、札幌と旭川を例に見ていきます。
まず、あすの最高気温、札幌は1℃、旭川は氷点下1℃と真冬日の予想です。
明後日以降はこのようになっていきそうです。
明後日はまだ寒さが残るんですが、木曜日は札幌10℃で雨も降ります。
さらに次の週末ですね、日曜、月曜が12℃、14℃ということで、このタイミングで一気に溶けそうなんですよね。
旭川では、ちょうど来週の月曜日が根雪の平年ということになりますが、まだ根雪は先ということになりそうです。
あす積もった雪はいったんは溶けるということですが、注意・警戒が必要なことには変わりありませんので、この後も皆さんどうぞ注意・警戒をしてください。