希少生物に影響ないよう指導 文化庁が現地視察「整えば事業を再開したい」日本エコロジーが説明
希少生物への影響が懸念される北海道釧路市北斗のメガソーラー建設を巡り、事業者の日本エコロジーの立ち合いのもと、文化庁の職員が現地視察を行いました。
釧路市北斗のメガソーラー建設予定地に視察に入ったのは、文化庁の調査官や道職員などです。
(武田記者)「日本エコロジーが文化庁への現地説明を始めました。けさ、タンチョウが群れていた周辺を見ています」
視察では文化財保護法の観点から、タンチョウやオジロワシなどの希少生物の繁殖や成育に影響がないか確認が行われました。
釧路市北斗のメガソーラー建設を巡っては、森林法違反など3つの法令違反が明らかとなったほか、希少生物の調査不足が指摘され、調査が継続されています。
午後1時半ごろには、事業者の日本エコロジーと文化庁の職員などの間で、今後の対応について話し合われました。
(日本エコロジー 松井政憲社長)「自然や希少種と調和ができるような候補を見出して。どのようにすれば影響が軽微で、共生ができるのかを話し合いをして、そこが整えば事業を再開させていただきたい」
文化庁は17日の視察で、土壌に一部ガラス片などがあり、タンチョウなどがついばむ可能性があるため除去を求めたほか、希少生物に影響がないよう指導しました。
11/17(月) 17:43